むくみ治療にも利用されている高血圧治療薬ラシックス

ラシックスはループ利尿薬という種類の薬でフロセミドを主成分として作られています。
利尿剤は尿量を増やす作用がある薬ですが、どこに働きかけて効果を出すかで種類が分かれています。
フロセミドは腎臓の尿細管という部位のループ状に曲がっている部位に作用して尿量を増やすためにループ利尿薬という名前で呼ばれています。

ラシックスは非常に強い利尿効果があることで知られており、服用後に尿量が増えることで、体の中の水分量が減りむくみ解消効果もあります。
むくみは体に余分な水分が溜まって起こるので、溜まっている水分を体の外に出すことでむくみがなくなります。

また水分が出るということは、全身の血液量が減るということで、量が少なくなることで血管にかかる圧が下がり血圧を下げる働きがあります。
そのためラシックスは利尿薬としてだけでなく、高血圧治療薬としても使われています。
高血圧の薬には色々な種類がありますが、ラシックスは尿量を増やして作用するタイプで比較的早く効果が出るという特徴があります。

ラシックスを服用して利尿効果が得られると、余分な水分が体の外に出て全身血液量が減少することで、血液を送り出す心臓の負担を減らすことができ、心臓が悪い人の治療薬としても使用されています。
血液の量が多い状態だと、血管の壁にかかる圧力が高くなり、心臓はその分強く収縮しないと血液を送り出すことができなくなります。
それが心臓の負担となり、長い期間負担がかかり続けると心臓の機能が悪くなり、心臓の病気をさらに悪化させてしまいます。

このようにラシックスは血液中の余分な水分を体の外に出すことで、尿量を増やすという働きがありますが、ただ尿量を増やすだけではなく、高血圧の症状を改善したり、心臓の負担を減らすなど様々な働きがあります。
そして強力な作用が早く出るということで、急いで症状を改善しなくてはいけないような時にも使用されており、早いと服用後30分ほどで効果を発揮し始めます。

利尿効果で高血圧症や尿路結石の排出促進にも有効

ラシックスは利尿作用があり尿量を増やす作用がありますが、尿を出してむくみの解消をするだけではありません。
尿が出るということで、血液中の水分が少なくなり、他の臓器への影響を及ぼします。
まず、高血圧症の治療薬としての働きですが、高血圧の治療には色々な種類の薬が使用されています。

高血圧は血管にかかる血液の圧が高くなり過ぎているということで、血液の量が増えることで血管内に血液がパンパンに詰まった状態になり、血管の壁にかかる圧が高くなります。
それ以外には血管の壁が硬くなって、血液が通る時に柔軟に飲み縮みをしなくなるという症状が起こる時にも、血液が流れる時に血管が柔軟に広がらず、血管の壁にかかる圧が大きくなります。
ラシックスは、この原因の血液量が増えていることに対して働きかけて、血液の量を減らすことで血管への圧力を低くします。

また尿の量が増えるということは排泄機能が向上するということで、尿路結石など排泄器官にできた結石の排出も促します。
結石は小さなものであれば尿道を通って体の外に出てきますが、その時に結石だけでは出てくることができないので、十分な尿量があることが必要になってきます。
ラシックスを服用すると、30分から1時間後には尿量が増えてくるので、そういった働きを利用して、尿路結石の排出促進にも使われることがあります。

ラシックスはただ尿量を増やしむくみを解消するだけでなく、血圧を下げるという重要な働きがあり、他にも心臓の負担を減らしたり尿路結石の結石排出促進にも有効だということがわかっています。
たくさんの働きがありながら、効果が早く出るということで多くの施設でたくさんの人に使用されています。